高所得大学教員倍増(THES 2007年12月21日号)

Number of top earners doubles

年間所得5万ポンド(約1,100万円)以上の大学教員数が過去5年で2倍に増えたことが、最近の調査で明らかになった。2001-2002年度の6千人から2005-2006年度には1万2千人に増加している。男性大学教員の23%、女性教員の9%がこの所得レベルに達している。

医学と歯学に次いでもっとも所得が多い分野は物理学と数学で、これらの分野の26%の教員が年間5万ポンド以上の収入があった。他の分野で同等の所得があったのは、アート・デザインと教育の6%、コンピュータサイエンスでは9%にすぎなかった。

大学雇用者協会の会長は、全体的な所得増は、過去10年でより優秀な教員が増えているためと指摘している。しかし、男女の収入格差はいまだに大きく、男性平均41,290ポンド(2006年度)に対し、女性平均は37,520ポンド(同)にとどまっている。

イギリスの大学ではヨーロッパ、スカンディナビア、東アジアなどからの外国人教員も増加の傾向にある。2000-2001年度では6千人だったが、2005-2006年度には1万人に増えている。

(要訳:OFIASインターン 西村 李歩)