Say goodbye to the office
英国のコベントリー大学では、教員専用の机や研究室をなくし、代わりに働く場所は自宅でも近所のカフェでもどこでもよしとする取組みが始まっている。部屋を手放す代わりに、教員には外でも仕事ができるようにノート型パソコンや携帯電話が支給される。コベントリー大学はこのプロジェクトに関して『共同情報システム委員会』から補助金を得ており、同様の取組みが他の大学に広まることが期待されている。
また、ノッティンガム・トレント大学では教員の仕事スペースを個室から、みなで共有する大部屋に移した。この変化には教員から抗議の声が上がっており、同時に研究者が最も仕事をしやすい環境とは何かについての論争も起こっている。ある研究者は、オープンスペースはうるさくて仕事ができないと述べている。
*『共同情報システム委員会』→大学等での情報基盤整備を助成する非営利団体JISC(The Joint Information Systems Committee)
(要約:OFIASインターン 須田 丈夫)
オフィスにさようなら(THES 2007年9月28日号)