上院議員が第二の学位に関する論争に参加(THES 2007年12月14日号)

Lords enter the fray on second degrees

二つ目の学位を取ろうとする学生に対する1億ポンドの援助予算の削減に対し、政府は再審議を迫られている。それに付随して、イノベーション・大学・技術選択委員会は、この政策の影響、つまりそれと同等またはそれ以上の高等教育機関の学位をすでに持っている学生に対する援助を廃止することによる影響を調査する予定である。また、援助の再施行を求める署名は14000を超え、154人の下院議員が、この政策が生涯教育に与える影響を政府が熟慮すべきだとする時期尚早動議を行っている。

政府は、援助予算は高等教育を受けていない人に資金を再配分し、労働力の技術を向上させるためのものであるとしている。

自由民主党の教育担当バロネス・ワルムスリー氏は、この計画はフレキシブルな労働力の再訓練、労働力創造に関して政府が言ってきたことと矛盾すると述べた。また、削減により、職業技術の学習に短期コース等で従事している人々に多くが打撃を受けるだろうとしている。

英国大学連合は、これにより4大学が教育資金の20%を失うだろうと予測している。

大学大臣のジョン・デナム氏は、大学に行ったことのない人を優遇するのは正しいことであり、高等教育機関に対し、より多くの企業を大学運営資金の援助に参加させることがどのようにしたら出来るかということに注意を向けさせる必要性を示していると述べた。

(要訳:OFIASインターン 藁科 智恵)