RAE(研究評価)対策を練る英国大学:少数精鋭で勝負(THES 2007年11月2日号)

Exclusions from RAE see steep rise

英国では、大学の学術研究活動を評価するRAE(Research AssessmentExercise)という取り組みが実施されている。大学はRAEのために、自大の研究者の研究成果を、評価委員会に提出する。この評価で各大学の研究はランク付けされ、そのランク付けに基づいて研究資金が配分される。RAEは5年おきに行われており、次回は2008年である。

次回評価に向けて大学間に異変が生じている。高い評価を獲得できそうな研究のみを、評価委員会に提出し、期待薄の研究者の成果は提出しないという方針をとる大学が現れているのだ。理由として、RAEの評価が大学の評判や獲得できる資金に関わってくるということ、良い評価の獲得はハードルが高いことがあげられる。

(要訳:OFIASインターン 須田 丈夫)