Expert warns 'naive' British
中国と協定を結ぶ際「出し抜かれ」ないよう大学側は用心が必要である。
英国の大学は色眼鏡を通して中国を見ることをやめなければならない。中国は高等教育の新たなグローバル拠点になってきていると寧波ノッティンガム大学Nottingham University Ninbgoの前学長イアン・ガウがシンクタンク、アゴラ*のレポートの中で述べた。
中国では大学の授業が英語で行われ、わざわざ英国へ行くかずともはるかに安く国内で英語での講義がうけられるようになってきている。また中国は、得意分野である科学へと教育の比重をシフトし始め、むしろイギリスからの研究を利用しようともしている。
ブランドネームを持たない英国の大学が中国国内の教育機関と提携する際には、よほどの注目に値するものを準備して交渉につかなければならない。このようなリスクを考慮せず焦って中国にのりこみがちな英国側にガウ氏は警告を発している。もはや自分たちの手ですべてを行っている中国とのウィンウィン・シチュエーションを考えた長期的成功や、提携の形式といった戦略が英国には欠けているのである。
*a political think tank in Sweden promoting a "radical social debate"
(要訳:OFIASインターン 山下 梨江)