大学教員の平均報酬42,000ポンドに上昇(THES 2007年11月16日号)

Average academic’s pay moves ahead to ₤42K

イギリス国立統計局が行った労働時間と給料に関する年間調査によると、フルタイムの教員の給与が過去6年間で25%以上増加した。2007年4月までに、高等教育機関の教員の年間平均給与は₤42,620で、短期大学の講師より₤10,000多く、中学・高校の教師より₤8,000高い数値となった。

大学経営者側の大学雇用者協会(UCEA)によると、2001年以来25.8%増加し、2007年4月にUCEAによる調査が開始されてからは3%の賃上げが追加された。3年間で13.1%の雇用契約数増加の傾向は今後も続く見込みで、2008年5月には3%、2008年10月からはさらに約 2.5%増が予想される。

教員の賃上げは2007年から2008年までの他の公共部門の給与増をはるかに上回っている。

大学教員組合(UCU)は、「国内の教育関係者の給料は長年ひどいものだった。経営者側にきちんとした待遇を断固として要求し続けた労働組合の活動が直接実を結んだ結果。しかし、給料をめぐり他の公共部門と争うべきではない」と語る。

要訳:OFIASインターン 西村 李歩