アメリカの大学教員の大量退職とそれに伴う問題(THES 2007年9月14日号)

As old crew quit, it's not all smooth sailing

ベビーブーマー世代の教授の大量退職を控えて、アメリカの大学では不足する教員をどう充足するかが大きな問題となっている。大学入学者数は近年増加傾向にあり、看護学部などでは教員が不足しているため志願者を門前払いしているところもある。

各大学は教員充足のためにさまざまな方策を練っている。ある大学では学費を上げることによって、新たに教員を雇えるようにしている。また、ある大学では奨学金や報奨を設けて、学生が大学に残って教員になることを奨励している。子供がいる女性が教員として働けるようにするために、教員採用用件を変更した大学もある。

欠員補充のための主要な方法は、非常勤講師の数を増やすこと、そして、外国人教員の採用を増やすことである。しかしながら、外国人教員については英語力が低い事例が多く、問題となっている。

(要約者:OFIASインターン 須田 丈夫)