副学長候補者の偏りに対し警報(THES 2007年11月30日号)

Alarm at lack of players in vice-chancellors hiring

副学長のヘッドハンティング問題への関心が高まっている。大学が小規模のヘッドハンティンググループに頼りすぎ、管理職へのアクセスが限られたものになっていると最新の調査が伝えた。

バース大学学長は、副学長の選択過程があからさまな身内びいきと固定化した支配者層によってなりたっているとし、限られた情報によるヘッドハンティグを批判している。

調査によると、過去1997年から2006年までの期間を見ると副学長の平均年齢は57歳で、そのうちの多くが白人、そしてたった15パーセントが女性であった。近年社会統計学的に副学長の顔ぶれに大きな変化はなく、また多くが似たような性質の大学の間で移動し合っている。1980年以降、副学長最終候補者リストにおける競争枠の中で、女性や若い候補者にはなかなかチャンスがまわってこない。ヘッドハンティングの透明性の向上が求められる。

(要訳:OFIASインターン 山下梨江)