Feedback must be top priority
学生の満足度は概して高いが、改善が求められている。つまり、「学生が大学で得るもの」を大学側が重視し高めることを目指すのであれば、講師陣がより良いフィードバックを提供するよう、フィードバック・システムを改良しなければならないということである。
2007年全国学生調査の結果によれば、コース内容や授業に関し学部生の評価は高いが、彼らの受けているフィードバックに関しては評価は最低であった。特に評価が低かったエディンバラ大学では、迅速でタイムリーなフィードバックの提供、「いつ、どんな形でどんなフィードバックが提供されるかを学生は期待してよいか」を学生に伝えること等々、全体的な改善の一部としてフィードバック・システムの見直しを行うという。
一部では「学生が期待しすぎる」ことを心配する声も上がっているが、学生たちは十分現実的であり何百人もいる学生のそれぞれが詳細なフィードバックを得られるとは決して期待していない。
全国学生調査の結果:
・81%の学生はコースの内容や授業に満足している
・一方、フィードバックが迅速かつ有益であると回答した学生は54%
・エディンバラ大学ではフィードバックに関し迅速かつ有益と回答した学生は36%
・別の、2万2千人に対する調査では、学生の多くが教職員による「助力」が大学選びの中で最も重要な点の一つであると回答
(要訳:OFIASインターン 並木 麻衣)