政策ウォッチ (THE2008年1月17日号)

Policy Watch

英国高等教育資金配分機構協議:説明責任にフォーカス
英国高等教育資金配分機構(Hefce)から高等教育諸機関への資金配分方法の変更に関する協議が始まった。Hefceの資金配分を規定する財政規約、及び説明責任・監査実施規則が焦点となる予定である。

英国研究審議会:ダイアモンド議長続投
経済社会研究委員会の最高責任者イアン・ダイアモンドが、英国研究審議会の議長を続けることが決定した。

高等教育質保証機構(QAA):健康管理基準の改訂
質保証期間(QAA)はスコットランドの看護、助産、公衆衛生学のための「分野別達成水準書」の見直しを行う。水準書の改訂は、各該当分野の政策変更や新規政策設定によるサービス供給状況の変化を職業人養成計画に反映させるためのものである。

海洋科学研究:政府が担当機関提案の計画を拒否
大学やエンドユーザーと協力して海洋研究を行うための新しい海洋機関の設立を前科学技術審査委員会が提案していたが、厳しい財政状況の中適切ではないとして政府に拒否された。

短期教員養成研修:キングストン大学主導
地元学校の教員のための特別速習で成功しているコンソーシアムが再編成され、キングストン大学が、ローハンプトン大学とセント・メリーズ大学を結ぶ西側地区ロンドン組合のリードパートナーとなり、400人の教員養成を目指す。研修期間は3ヶ月と短く、学生のスキルと経験に合わせて指導が行われる。

(要訳:OFIASインターン 山下 梨江)