偏った留学生誘致に警告(THE 2008年1月24日号)

Coventry official warns of “risky” foreign recruiting

コヴェントリー大学のジリンガム教授は、大学は一国から多数の留学生を受け入れるのでなく、留学生出身国に関し多様性を保つことが望ましいと指摘する。

英国へは中国からの留学生が最も多く、中国人学生が1,000人近く在籍する大学もあるが、病気、政府政策の変更などほんの少しの出来事で留学生が来なくなる可能性がある。英国では、1990年後半に起きたアジア経済危機で、東南アジアからの留学生が一夜にして激減し、同地域からの学生が多かった大学は打撃を受けた。その教訓から学んでいない大学も多い。コヴェントリー大学では一国からの留学生が15%を超えないよう規制を設け、広く留学生市場に目を向けている。

(要訳:OFIASインターン 西村 李歩)