政策ウォッチ(THE2008年1月24日号)

Policy Watch

生涯学習:デナム氏がインフォーマルな勉強を賞賛
公式な資格をとるためのものではない成人の「非公式な」学習についての協議会が設置された。ジョン・デナム・イノベーション・大学・職業技能大臣は「公式な」学習に政府が優先順位をおくことはもっともだが、「非公式」な学習も国の形成に重要な役割を果たすとし、また、「生涯学習はテレビや地元の博物館、インターネット検索などで簡単にでき、また志を同じくする学習者のグループへとつながる。それらを通じて、学習者自らが21世紀の新制度を作り上げているのだ。」と述べた。

環境問題:英国大学協会とグリーン・アジェンダ
気候変動に対する大学の取り組みが、今週英国大学協会が発行した「Greening Spires-大学とグリーンアジェンダ」の中で賞賛されている。大学による気候変動のモニター、対応策の研究、環境に与える取り組みの影響、他組織との協力などが強調されている。産学連携や国際的連携など、環境問題における大学のリーダー的な役割への期待は高い。

英国イノベーション・大学・技能省(DIUS)の科学開発戦略:センズベリー計画開始
DIUSが、新しい科学開発戦略への寄付・アイディア募集している。春に公表予定の戦略は「科学開発政策に明確なビジョンと方向性」を与えるものとされている。

胎生学研究:ヒトと動物のハイブリッド胚に許可
英国政府ヒト遺伝学委員会が、キングズ・カレッジとニューキャッスル大学に対し、ヒトと動物のハイブリッド胚の製作を1年間の期限付きで許可した。

(要訳:OFIASインターン 山下 梨江)