政策ウォッチ(THE2008年1月10日号)

Policy Watch

学位の基準:より良い水準が期待
学位判定のシステムが、出版物によるプレッシャーによって影響を受けていることがわかった。バージェスグループ(The Burgess Group)は、評価システムがその目的にあっていないのだと結論づけた。

知的財産:著作権法の広がり
イノベーション・大学・職業技能省による英国の著作権法協議のもとで、既存の法では矛盾してしまう音楽や映画含め、全ての項目に適用されるようになるかもしれない。

英語教育対策:デナム氏、基金提供対象を変える。
ESOL(多言語話者のための英語教育)公的基金は、英国に長期で暮らすつもりでいる人たちにターゲットを変えるべきだとイノベーション・大学・職業技能相が述べた。

質保証機関(QAA:Quality Assurance Agency):ウェールズの苦情処理ウェールズの高等教育機関で「懸念」が生じたときとられる処置に関する協議がQAAによって行われる。「懸念」を示す主体は専門的なものに限られ、QAAは非公式で質問すること、そして必要の際には公式な調査を導入するべきだとしている。

医療審議会:補助金見張る戦略委員会
医療審議会は学際的な研究を助長し、実用的な研究を促進するよう組織構成を変えると公表した。人間科学、国際保健、国際的な研究や訓練、そして職業といった4つの「テーマ別概観グループ」が新たに設置される予定である。

第三セクター研究:チャリティー部門に焦点を1千25万ポンド(約20億5千万円)の予算をもつ学際研究センターが、第三セクターやチャリティー部門に目をむけており、5年間にわたる基金は3つの研究者「能力構築」グループも支援する。このプロジェクトは経済社会研究委員会の主導により実行される。

(要訳:OFIASインターン 山下 梨江)