SA lecturer’s‘freedom to criticise’verdict welcomed by UK
南アフリカの高等裁判所が、「学問の自由は大学の経営を批判する権利を含む」という判決を下した。
この裁判は、クワズールー・ナタール大学コーポレート・コミュニケーション学科の理事が、同大学教職員に対し、ストライキ実施に関する情報をメディアに流さないよう求めるメールを送ったことがきっかけで問題となった。同理事が名誉毀損で教員を起訴したこの裁判で、アフリカの高等裁判所は、「学問の自由は、大学の自治や経営者と教員の各役割について自由に議論する権利を含む」とし、理事の訴えを却下する判決を下した。
大学経営について学者が意見を述べる権利を主張する英国の活動団体は、「学問の自由を駆使し、経営者を批判できる十分な知識がある学者は少ない」と指摘し、この判決を歓迎した。
(要訳:OFIASインターン 西村 李歩)