カウンシルでの過半数を失うケンブリッジの研究者たち(THE 2008年3月20日号)

Academics lose majority on Cambridge council

ケンブリッジ大学のカウンシルにおける外部メンバーを2名から4名に増員する旨提案に対する投票が今週行われ、3分の2が賛成票を投じた。これでカウンシルのメンバーの全体数は24名となり、うち大学教員メンバーは12人のままのため過半数を失う。

但し追加投票において大学教員が外部メンバー候補を選定することとされた。この変更は、評議委員会の半数以上の賛成により規則改正への投票を提案出来る、という大学の規則に基づき、研究者による自治の保護手段として提案された。それでも、研究者による自治侵害を危惧する声も上がっている。

オックスフォード大学と同様、ケンブリッジ大学は高等教育財政審議会(HEFCE)から納税者に対する説明責任を求められている。オックスフォード大学では昨年、外部メンバーをカウンシルの過半数とす改革案を大学教員たちが否決している。

(要訳:OFIASインターン 並木 麻衣)