専攻間の壁を打ち破り、新たなコースを(THE 2008年3月20日号)

V-c keen for course design to break disciplinary divide

スコットランドのアバディーン大学が、「複数の考え方を持つ市民」を卒業生として送り出すことを狙いとしたカリキュラム改革を検討している。

メルボルン大学とハーバード大学に影響を受けているこの改革計画のひとつとして、総合的な学部コースを導入する考えがあり、いずれはそのコースが専攻科目と並んで必修となりうる。またこの計画によって、学部と大学院の授業の間に更なるコネクションができるとされている。

「もちろん今まで通りリサーチ能力を高めることにも力を注ぐ。しかしながら、公共政策における教養、論理的選択のために、テキストを通し学生にはさまざまな科目に関する基礎的な知識を持ってほしい。また、理系の学生には文系の、文系の学生には理系の何らかの授業をとってもらいたい」
と学長兼副学長のC・ダンカン・ライスは述べている。

(要訳:OFIASインターン 山下梨江)