大学院への進学(THE 2008年4月10日号)

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家族に高等教育を受けた者がいない学生やローンに悩む学生の多くが、学士取得後大学院に進学しないことが高等教育学会の最近の調査でわかった。

大学院へ進学しない学生のうち、ローンの返済が問題と答えたのは13%であった。特にマイノリティの学生は、進学を強く望みつつも、借金をすることに不安を感じている。

理論構造のコースをとっている学生が大学院で勉強することが仕事先で役立つと考える一方、実践的な資格をとる学生は、更なる高等教育よりも職場経験のほうが役にたつと考えている。

勉強にストレスを感じる学生が増加する中、大学院に進むのは留学生が多く、国内の学生の進学率をあげるべきであると指摘されている。

「学部の最終年次で、進学するかどうかという難しい決断を行う学生をもっと支援しなければならない」とキングストン大学の副学長代理は述べている。

(要訳:OFIASインターン 山下 梨江)