Debate reignited by new league tables
大学ランキングは教育専門家の間で常に激しい議論の的となっているが、今 週発表された各ランキングに対しても様々な意見が出ている。
現在、The Times Higherのもの以外にも数種の大学ランキングが存在してい るが、調査の主眼は大学財政や授業の質など様々であり、自大学の特徴を十 分にアピールできず不本意な順位になることがあるとの批判もある。
これに対して、インターネットがもたらす柔軟性が各ランキングにかかって いるバイアスを和らげるとする大学関係者もいる。また、自らを参考材料の 一つにして読者が自分なりのランキングを作ることを推奨しているランキン グもある。
ランキング擁護の意見としては、学生の大学選びに有効である、客観的視点 から大学の質を判断できる、大学の質の向上につながる、といったものがあ る。一方、ランキングに反対する意見としては、伝統や財源のある大学に有 利に働いてしまう、編集者の意図でバイアスがかかる、大学のありかたが健 全でなくなる、評価できないはずのものを評価している、といったものがあ る。
(要約:OFIASインターン 長谷川 涼子)
新たに発表された大学ランキングで議論が再燃(THES 2007年8月17日号)