ブラッドフォード大学、言語学部閉鎖へ(THE 2008年2月7日号)

Bradford to silence its languages department

ブラッドフォード大学が現代言語学部の通訳・翻訳の修士コースを閉鎖する予定である。それに反対するインターネット署名運動には約1400人が参加し、フランス語大学教員協会(the Association of University Professors and Heads of French: AUPHF)もブラッドフォード大学に対し遺憾の念を表している。

大学は入学希望者が減り続けているため2003年に4年間の補助金を学科に与えたが、更なる入学希望者減少を受け、2006年に学部生募集を、昨年2007年には修士コース生募集を停止した。「しかし現代言語を学ぶことは学生にとって大変重要であり、どうやって学生に言語教育を提供するか方策を検討している。」と前副学長のレイヤー教授は言う。大学組合側は修士のプログラムを閉鎖したということは学部の閉鎖、教員削減は時間の問題だろうと言っている。

英国にとり翻訳サービスは重要であり、高等教育における現代言語教育は政府の補助金とともに継続されるべきであるとAUPHFは主張し、学生たちによる署名グループが、首相にまで訴えを起こしている。

(要訳:OFIASインターン山下 梨江)