大きな変化と借金が失望の源に(THES 2007年8月31日号)

Drastic change and debts may prove discouraging

ベッドフォードシャー大学法学部2年のHaannah Osunsinaさんによれば、黒人の学生の成績が比較的低いのは大学への相反する感情に起因しているという。移民を親に持つ彼らは「勉強すればよい収入を得られる」という両親の信念に従って大学に「行かされている」という意識が強く、また、学生は学位をとってもいい収入が得られない例を身近に見ており、借金やその後の就職の難しさが彼らのやる気をそいでいる、と言う。

彼女自身、大学がサセックス大学への遊学を認めてくれたことで大いに勇気づけられたものの、同じような境遇で自律的学習を求められた学友の何人かが環境の激変に耐えられず、結果留年してしまったというマイナス面も目にしている。「個人指導教員がもっと個々の学生に目を配り、学期末に彼らの頑張りをフィードバックしてくれれば、学生たちは誰かに励ましてもらっていると感じることができるのではないか」と示唆している。

(要約:OFIASインターン 長谷川 涼子)