QAAがバッキンガム大学の問題点を指摘

QAA finds fault with Buckingham



英国学生調査によると、バッキンガム大学の学生満足度は非常に高い。学内には元教育視察官の職員や、教育水準を専門とする教授も在籍している。


しかし、私大である同大学が、英国高等教育質保証機構(QAA)の監査を自主的に受けたところ、同大学の学術水準管理は信頼に値しないとQAAは報告した。QAAは、バッキンガム大学の学術水準、入学水準の管理不足や意思決定機能の脆弱さを指摘するとともに、同大学の学術水準を監督する学外諮問委員会も、バッキンガム大学の一部化しつつあるとして、その馴れ合い体制を批判した。また、新規開講コースの承認委員会も存在せず、委託された外部専門家が、コース提案者から受けとったチェックリストをそのまま教育委員会や送付しているという実態が判明した。


これに対し、同大学副学長キーレイ氏は、実際に授業や研究室、試験を視察することなく、大学を誹謗中傷したとしてQAAを非難した。また、同大学では、高い信頼が個人間で築かれているため、そういった委員会を必要としていないと反論した。



(要約:OFIASインターン前田葉)