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ブラウン新英国首相は高等教育予算を増やすことを約束したが、実際のところ大学側は何を望んでいるのだろうか?
ブラウン首相は週末の労働党党首就任演説において、大学の研究活動に対する予算と大学進学率を(現行の40%から50%に)上げることを約束した。
また将来的に国家の収入の10%を教育に費やす目標を示唆した。
ブラウン首相の教育に対する意気込みは強いがそれに対して、大学の学長等の高等教育関係者からは、次のような意見が出ている。「首相は公的サービスとして高等教育の改善を図るべきであり、商品扱いすべきではない」、「授業料の見直しが大学間や生徒の間に不平等が生じさせないように注意すべきだ」、「大学に対する押し付けがましい介入が増えることが予想される」、「大学進学率50%という目標は高い。下げるべきだ。」「適切な収入増がないのに、ますます多くのことが大学に期待されている」、「ブラウンは大学経営から学者を遠ざけ、かわりにビジネスマンを任命した」、「高等教育に投じられる予算が世界基準に達することを望む」、「高水準の研究を行い、高い能力を持った学生を育成することによって、高等教育と産業界のつながりを強化しなければならない」。
(要約:OFIASインターン 須田 丈夫)
ブラウン政策の優先課題に(THES 2007年6月29日号)